太平洋序曲のページ ブロードウェイ公演特集
作品紹介 上演記録 メディア情報 皆様の感想 わまの感想録 俳優プロフィール
付録のページ 掲示板 リンク集 わまの観劇記 わまの雑記帳


わーきんぐまざーの雑記帳

14  2004年の観劇総括        2005/1/8
 年が改まりもう一週間。こうして今年も過ぎていってしまうのでしょうか。焦る気はありませんが、毎日を大切に、楽しく過ごしたいと思います。
 そして、何より、どうか、今年が平穏な一年でありますように・・・と祈るばかりです。

 新年恒例、というわけでもないのですが、昨年の私の観劇を振り返って、偏見に満ちた総括をしたいと思います。
 04年は18作品、24ステージを観ました。
 全体として、あまりパッとしない一年だったと思います。帝劇もロングランが2本ありましたし、両方が再演ということですから、新鮮味に欠けました。宮本亜門さんが(日本で)演出なさったミュージカルは全作品観劇しました。が、印象的という作品はありませんでした。
 そして、私自身もあまり作品選びが上手く行かなかったと、反省しています。まあ、劇評がすぐに出るわけでもないので、観劇するかを迷うと、やめてしまうことが多かったのです。こんなことでは、舞台芸術を好きだとは言えませんが、あまり観劇しないからこそ、見えるものもあると思っています。まあ、偏見極まりないですが、お時間がありましたらお付き合い下さい。

 良くない感想の方から、作品名を挙げてお話します。
 一番がっかりしたのは「ミス・サイゴン」。ロンドン・オリジナル・キャストCDの音楽がとても良かったので、「ブイ・ドイ」以外の素晴らしい曲に触れられることをとても楽しみに行ったのですが、もうがっかりでした。

 「SHIROH」は期待通りに、がっかりでした。ロックは少々苦手な音楽なので、当初行かないつもりでしたし、チケットも手に入らないと思ったのですが、幸か不幸か行くことに。やはり、音楽には馴染めないし、歌も長過ぎました。キャスティング、舞台装置・・・これが今後の方向性を示しているのかと思うと、不安と懸念でいっぱいになりました。

 これも期待した作品「イントゥ・ザ・ウッズ」。それはそうですよ。ソンドハイム氏、亜門氏、新国立と言えば私の愛して止まない「太平洋序曲」と同じ顔合わせなのですから。ほどほどに楽しかったのです。が、一幕の信じられないハッピー・エンドで終わっても良かったかなぁ、という作品なのです。後半があまりにも説教染みていて、う〜〜〜ん。はっきり言えば、楽しくないのです。「キャンディード」もそうなんですよね。最後の最後で、とても説教染みているのです。

 と、語っていると、04年はつまらない一年だったのか、となりそうですが、ある舞台だけは本当に楽しみました。逆に言うと、この舞台があまりにも輝いていて、他の輝きを見逃したのかもしれないのです。その罪作りな舞台は「レ・ミゼラブル・イン・コンサート」です。本当に、夢のようなキャスティングでした。今、思い出しても、あれが現実だったのか?もしかしたら夢だったのかもしれないと思う位です。

 04年に一番感じたことは、舞台作りとは何なのだろう、ということでした。
 「レ・ミ・コン」のようにコンサートであるなら、いろいろなキャスティングがあるのは、ファンサービスといえると思います。しかし、ミュージカルというステージは、ステージである前に作品を作らなくてはならないはずです。ダブルならまだしも、一つの役を4人でやり、その役に絡む役もまた何人もで演る。じっくりと作品の伝えたいことを考えて作品を作ることが出来ているのだろうかと疑問を感じてしまいます。
 舞台装置や演出も、まるで家でテレビを見ているのと同じような感覚を舞台に取り込んでいるのです。技術の進歩には本当に感動します。しかし、その感動が増えるごとに、人間が持っている素晴らしい能力が一つずつ減っているのではないかと、感じ続けた一年でもありました。
 05年は、「人間は素晴らしい」と感じられる作品に出会いたいと思っています。



13  ・・・        2004/12/31
 暖冬はどこへ?真っ白な年越しです。



12  その歌声は・・・        2004/12/17

 数日前に「SHIRO」を観劇しました。感想を一言で言えば、とても感動するというか考えさせられる作品でしたが、長いし疲れる舞台でしたね。詳しくは観劇記を書くかもしれませんが、あまりに疲れたので、そして、ちょっと本題とは違う点にすごく考えが行ってしまいましたのでどうなることでしょうか。

 一つのキーワードとして、SHIROの歌声が人の心を操る、ということがあるのです。そして、そのことはある意味とても人々のためになりますが、ある意味では洗脳というか、理性を失わせることになるのです。

 この作品に登場するSHIROのように、一気に大勢をある方向に向かわせる歌声はそうそうないかもしれませんが、大きな感動を受ける歌も、広い意味ではSHIROの歌と似ているのかもしれません。そして、それは至福の喜びの時を私達に与えてくれます。

 陶酔・・・そして、理性を失わせるほどの力がある歌声。


 これに出会ってしまうのは、至福の喜びを通り越してしまうのかしれない・・・
 踏みとどまれないと歌声とともに地獄まで行ってしまうのかもしれません。

 皆様は、どんな歌声に出会ってきましたか?その歌声と、地獄までも行きますか?

 冷静、いえ、冷酷とも言える私は、きっと踏みとどまれると信じてはいるのですが、地獄行きでしょうか・・・そう言えば、あのとき友人の声がしなければ堕ちていたかもしれません。

 やや暖かい冬の日が続いたので、寒くなるようにホラー風にしてみました?!?!?



11  直しましたが・・・        2004/12/16

 いつも英文を訳すときに手伝ってくれる友人がちょっと忙しかったので、私のなりの訳をまず載せていました。友人から連絡がやっとあり、いくつか指摘を受けて、直しを入れました。
 が、二人で考えても、一番重要だと思えるところの意味が分らないのです。日本語に訳すことは勿論出来るのですが、その訳にすると、その後に続かないのです。
 また、02年の劇評で書いて下さったことを受けての評価だと思えるわけですが、実は、そのときにも本当にBrantleyさんが言いたかったことが何だったのか二人とも分らなかったのです。
 日本語に置き換えることは出来ても、それが良い評価の意味で使われているのか、悪い意味で使われているのかが分らないのです。「たとえ」はどう訳していいか本当に困ります。また、形容詞も辞書にはたくさん訳語があって、賛否どちらともとれる言葉が並んでいることもしばしば。そうなると、前後から、また文章全体からその訳語を判断することになります。

 日本語でよい意味のたとえが、英語では反対だったりすると、文化の違いを痛感します。
 文章全体から判断するとはいえ、やはり、私がどう感じているかがものすごく反映されてしまっているのではないかと思うのです。だから、友人に読んでもらうわけですが、仲良しだと何となく考え方が似ていますしね。

 というわけで、また、直すかもしれませんので、お時間がありましたら、覗いてみて下さい。



10  切り取る        2004/12/12

 そろそろ年賀状を用意している方も多いのではないでしょうか。私は最近、メールで!が多くなりましたが、家族が使うために年賀状も作ります。そのとき写真を使うのですが、いわゆる「トリミング」をして見栄えをよくします。余計な部分をなくすと、意外にいい写真になったりします。

 しかし、文章はどうでしょうか。特に、記者会見や他の新聞記事の一部を紹介する文章に出くわしたときには、切り取って捨てられた部分にどんな重大なことが隠されていたのかを探りたくなることがあります。
 私も、紹介の文章を書くときには、本当に気をつけているつもりです。決して間違っていない伝聞であっても、どこで切り取るかでもともとの発信者の意図が捻じ曲げられることがあるからです。新聞報道より生中継が重視されるようになったのも、記事生成時にいろいろ脚色つくことを嫌う政治家が増えたことが一因だそうです。しかし、中継でもあるフレーズで切って報道することもあります。それによる誤解もしばしばですね。

 先日も、切り刻まれた記事に、驚き、怒っていました。

 でも、自分のこととなると許してしてしまいます。ニューヨーク・タイムズ紙の訳文を一部割愛しました。
 本当に、申し訳ありません。でも、英語の段階で理解していても、日本語にする、つまり訳語を選ぶのはとても大変な作業なのです。どうか、お許し下さい。



9  複雑です        2004/12/05

 ブロードウェイ本公演が始まりました。正式な劇評も出ました。
 本当に複雑な思いが交錯しています。正直言って、自分の気持ちが自分でわからないという大混乱に陥っています。
 こういうときは、自問自答をしてみます。

 あなたは「太平洋序曲」に最初に出会ったとき何を感じたのですか?
 あなたはなぜこのサイトを作ったのですか?

 この質問に答えられます。が厄介なことに「でも」と付け加えたくなるのです。
 そう「でも、今はあの時と状況が違う」と。

 打算ばかり。理想はどこへ行ったのか?
 本当に複雑な気持ちです。



8  始まりました        2004/11/16
 HP自体はいろいろ更新しましたが、ここはもう忘れ去られたように久々の更新です。ブロードウェイ公演のプレビューに間に合わせようといろいろやってはいたものの、まあ本公演までには・・・とついついのんびりしてしまいました。というか、どうしても英語を読まなきゃいけないので、時間がかかるんですよね。
 と、のんびりしていたら、もうプレビューを観ての感想が出て来ました。もちろん、英語はよくわからないところもあるので、何とも言えないのですが、「太平洋序曲」って、内容は深刻だけれど、殆どの場面が笑い飛ばせるような舞台だったと思うのですが、感想を読んでいると、ちょっと「笑い」の部分が減ってしまったのではという感じがします。まあ、あくまでプレビューですから。本公演の劇評が楽しみですが、また「誰か訳して!!!」となりそうです。「太平洋序曲」に出会ってから、学生時代以上に辞書を引きまくる生活。楽しいような、苦しいような・・・
 では、また。




7  ほっと一息        2004/9/04
 前回の雑記から瞬く間に一月以上。子供達の夏休みも終わり、ほっと一息入れている私です。
 この夏は本当に暑くて、夏大好きの私でも、かなりうんざりでした。体力の消耗も激しかったようで、早寝の毎日でした。
 そして、ちょっと涼しい日もちらほらと思ったら、オリンピックのおかげで夜が忙しくなってしまいました。本当にたくさんの感動を頂きました。
 家族で、沖縄にも行きました。行った日と帰る日は天気が悪かったのですが、滞在中は海も穏やかで、天気に恵まれました。うん十年ぶりに行ったのですが、本当にステキなリゾートになっていました。また、行きたいなぁと思っています。
 と、充実した夏でした。




6  夏はまだまだのはずなのに        2004/7/21
 大雨で災害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
 そして、関東一円はこの暑さ・・・

 と、暑い暑い夏は続くのですが、「レミ・コン」が終わってしまって、夏も過ぎてしまったような・・・
 考えてみれば、例年なら今頃梅雨が明けた、と喜んでいる頃なんですよね。「レミ・コン」のチケット争奪戦をしていたときも、梅雨時に「レミ」か、と考えていたのを思い出しました。それが、この状況ですから。とにかく暑いです。

 とは言うものの、暑さもちょっとした脱力感を吹き飛ばして、歌舞伎座に一幕見に行ってきました。「義経千本桜・川連法眼館」の幕のみを観ました。大好きな市川右近さんが、猿之助さんの十八番、源九郎狐を演じるとあればいかないわけには・・・いや、本当に素晴らしかったです。右近さんを観てつくづく思うのは、手がきれい、ではなく手先が美しい、です。実は、右近さんに出会ってから、私が魅かれる俳優の条件が、まず声、そして次が手の動きだ、ということがわかったのです。

 歌舞伎を観ると、その歴史と新しさを感じます。「レ・ミゼラブル」もミュージカルの中では歴史を刻んでは来ていますが、まだまだです。時間短縮、大幅な歌詞変更、キャスティングの妙といろいろ変化を遂げているようですが、以前のものに戻すということをタブーとして欲しくないですね。歌舞伎が流行らなかった時期もありましたが、今もこうして歴史を刻み続けているのは、あまり文明の利器に頼らず、人間の血が通った舞台作りを常に心がけているからではないかと思います。
 私は、科学技術は「進化」するかもしれないけれど、芸術は「進化」はしない、「変化」するだけだと思っています。時代が求めたり、時代を動かしたりするために、芸術はしなやかに変化を続けて欲しいと思います。

 しかし、歌舞伎座の4階は暑い!クーラーは科学技術の進化のたまものなのに・・・歌舞伎座はそのたたずまいが芸術だから、仕方ないのかなぁ。




5  ちゃんぽん、反省        2004/7/14
 「レ・ミゼラブル in コンサート」の観劇記を少々書き直しました。感動を忘れないうちにと急いだのもいけないんですけど、一杯どころじゃなく飲んだのがいけなかったんですよね。思考回路がいつもでも変なのに、アルコールのせいで、かなり飛躍を繰り返していました。

 あまりにも、舞台が良かったので夕食の支度前に、赤ワインを冷蔵庫へ。で、おいしそうなおつまみも用意してワインをあけて、乾杯!と、観劇したのは私だけなのに、皆付き合ってくれるんですよね。しかし、ここで問題発生。昨日の暑さでは、ちょっとしか冷えていない赤ワインは合わない。安いワインだったのもいけないんですが。う〜〜〜ん、口直しが必要だ、とビールを取り出し、「暑い日にはこれが一番」とやってしまったのです。

 改定後も拙い文章ですが、その前の悲惨な文章を読んだ方がいらっしゃいましたら、平にお詫びいたします。これに懲りずに時々は遊びにいらして下さい。

 今思い出してもいい舞台でした。七夕は過ぎてしまったけれど、願いが叶うなら、佐山ジャヴェ、今アンジョの本舞台を観てみたいなぁ・・・
 ちなみに、今はしらふです。




4  ファッション        2004/7/11
 今日は何の日でしょうか?
 私は、「結婚披露宴の日」と答えます。えっ?選挙!国民の権利ですから早々に期日前投票とやらをしました。
 今日は治田敦さん、さけもとあきらさんらがご出演の「Getting Married Today」を観劇したというか、参列したというか・・・楽しい時間を過ごしました。今日も昨日と同じく、東京は少し涼しくなりました。雨もあまり降らなかったので、披露宴日和という感じでした。
 昨日は、子供とその友達を連れて、原宿へ買い物に行きました。なんでわざわざ原宿に行くの?と思いながらも、まあ、私も少女時代は行ったなぁと、ついていってやりました。仕事で表参道はよく歩くのですが、竹下通りは本当に久しぶり。それも土曜日の午後。あいにくか幸いか天候が急変したので、途中からは少しすきましたが、本当にすごい人ですね。いわゆる子ギャル達のファッションをじっくり眺めてきました。

 そして、今日の披露宴でもその気分が抜け切れずついついファッションに目が行ってしまいました。一言で言って「黒」が多い。今年の流行色は明るめの色と聞いていましたが、黒が多いですね。まあ、若いうちは地味目の色、熟年になったら派手目の色というのも一つですが、まあ、ここまで黒、黒、黒となると不思議な感じがしました。細く見えるというのも黒を選ぶ理由かも知れませんが、せっかくの披露宴、せっかくの原宿、もう少し元気な色を選んで欲しいなぁと思いました。

 私ですか?原宿へは明るめの紫系で、披露宴へは赤かな?でも、仕事で出るときは、黒・・・最近とても多いかも。細く見えるし・・・、でも年齢的には派手目な色を選択するべき日々が近付いているような。この夏のセールで買った洋服、全部黒基調だったことを大いに反省した私です。



3  正式再開?        2004/7/01
 何とか、再開の運びとなりました。ご心配頂いたり、励まして下さったり、皆様本当にありがとうございました。
 まだ、やり切れていないところは、少しずつ埋めていきますのでよろしくお願い致します。

 今月も、来月も観劇したい作品があり過ぎますね。本業も少し暇な季節ですので、行きたいだけ行こう!と思っています。



2  見つけたと同時に探すことも始まった   2004/6/26
 なぜ「太平洋序曲」にこだわり、HPまで作ったのか、という疑問をお持ちのままこちらに立ち寄ってくださった方もいらっしゃるでしょう。また、はじめていらして下さり、そんな作品があったのかと思われた方もいらっしゃることと思います。今日は私の「太平洋序曲」への思いを少しだけ語りたいと思います。詳細についてはそのうち「わまの感想録」でじっくり語りたいと思います。

 「太平洋序曲」に出会ったのは2000年10月。それからもう4年の月日が流れようとしています。そのときから今まで私が出会った作品は何十本とあったわけです。その中で「太平洋序曲」ほどの感動を得た作品は残念ながらなかったのです。別にこのHPを開いているから、他の作品に浮気しないという気持ちはありません。どちらかというと超える作品を探し続けています。
 この6月、「イントゥ・ザ・ウッズ」が開幕し、すごく感動するかなと思いました。確かに、とても楽しく、素晴らしい音楽と舞台装置。魅力的な作品です。でも、「太平洋序曲」の時のような、全身で感動するという作品ではありませんでした。
 「イントゥ・ザ・ウッズ」関連で演出家の宮本亜門さんがTVにいろいろ出ていらっしゃいました。その一つでは「オン・ブロードウェイへ進出」ということが進行の中心という番組があったのです。つまり「太平洋序曲」の話題が一杯だったのです。私は、それを見ながら、私をここまで魅了する「太平洋序曲」のある面を今さらながらにして見つけたという気がしました。

 「太平洋序曲」を見終わったとき、素晴らしい音楽とそれを奏でて下さったキャスト、オケメンバーに出会ったことで最高のミュージカルの舞台に出会ったと思いました。日本ミュージカルは翻訳ものが多いので、「オリジナル」があるわけです。舞台を観る前から予備知識があります。思っていた舞台とは雲泥の差に観劇後がっかりすることが殆どでした。特に、ミュージカルにもかかわず、主要キャストの歌の貧弱さは怒りさえ覚えることもしばしばでした。そんな日頃の不満をすべて吹き飛ばし、ミュージカル・ナンバーを歌うというのはこういうことなんだと深く納得したのでした。

 やっと見つけた。私が探し続けていた舞台を!!!
 しかし、舞台は見つけたのですが、それと同時に作品が私に「探しもの」を与えたのです。
 一つは、このHPを続けている間中決して脳裏から離れないこと。「太平洋序曲」と同じような方法で舞台を創っていくために、一ファンとして出来ることはなんだろうか?ということです。
 そして、これは先日の亜門さんのお話を聞くまで意識していなかったこと、でも、本当は一番これが大きかったのかもしれないのです。それは、私達日本人は何かをどこかに置き忘れてしまったと自覚し、それを取り戻したいと探し始めたことのです。日本人として大切にしていたこと、伝統や文化を捨てて、新しいものへ飛びつく現代に対する疑問をはっきりと意識させられたのです。

 「見つけた」と感動したとともに、「探せ!」という課題も私に与えた「太平洋序曲」。二つの探しものは見つけることはできないかもしれませんが、探すのを諦めることも私はしません。探し続けようとしているからこそ、このHPも相変わらず続けていこうと思っているのだと思います。
 是非、皆様も一緒に、探し続けて下さい。よろしくお願い致します。




1  再開にあたって   2004/6/23
 3月末から諸事情により暫くお休みしていました。今までは走り続けていて見えていなかったものを多少見ることが出来たり、見直してみたりしていました。
 初心に立ち返って、HPの名前を「『太平洋序曲』を愛するページ」にしました。このHPは「太平洋序曲」という作品のためにあり続けたいと思う気持ちが第一だからです。
 自分のカラーを出したいと思ったときもありましたが、そう思ったとたん普段の生活が忙しくなってしまい、やりたいことと出来ることのギャップの大きさを痛感していました。とにかく、出来ることを少しずつやって、長く続けていかれればと思っています。
 そこで怠慢と言えば怠慢なのですが、俳優の皆様お一人お一人のページはやめさせていただきました。殆どの俳優の皆様がご自分で、あるいは所属事務所でHPを運営なさっているようですので、リンクを貼らせて頂く事により、私の怠慢を埋めたいと思っています。そして、情報はなかなかすべてを拾い切れないのですが、「太平洋序曲」出演なさった俳優・女優の皆様に広げて収集して行きたいと思います。是非、皆様も情報収集にご協力をお願い致します。
 お一人お一人のページをやめた代わりに、観劇記の充実を図りたいと思っています。プログもやってみたのですが、使い勝手が良いとは言いがたいので、再度HP本体で書いていこうと思っています。そして、以前一緒に観劇記を書いて下さっていた藤娘さんですが、お仕事がとても忙しくなって全国を飛び歩いていらっしゃるようです。ついでに地方で観劇もしているようですが(笑)。なかなかお時間が取れないようなので、暫くは私一人で書いていこうと思っています。