2−7−2
明治天皇登場 |
「尊皇攘夷」派の勢いが勝ったことを喜ぶ天皇を操る公家が舞台奥の現れる。そして今までと同じように「万次郎よくやった。」と神官が言うが、その後の言葉をさえぎる者がいた。それは、天皇自身だった。人形の仮面を脱ぎすて、「私は明治天皇である。」といい、着物も脱ぎ捨て洋服姿になる。西洋の帽子も被る。明治天皇は自ら政治をすることを宣言した。
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2−7−3
富国強兵 |
山滅び川流れNEXT!
「NEXT」の力強いナンバーに乗って、日本の近代化が紹介される。
キャストは最初の場面と同じ黒服で登場する。ほぼ全員が揃うと、ライフル銃が全員に行き渡る。それは「富国強兵」を、日本の軍国主義の現れである。キャストは前を向き銃を構える。明治天皇が現れ、悲痛な面持ちで「帰る巣のない鳥は、別の巣を探す」というような俳句を詠む。それでも、キャストの行軍のような踊りが続く。
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2−7−4
原爆投下
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花道にペリーを思わせる大きなアメリカ人(樋浦勉)が登場する。彼が大きく手を上げ、振り下ろすと・・・
舞台では目がくらむほどの光が点滅する。轟音が響き、鳥居のような形をした梁が崩れ落ちてくる。そして、人々は地に倒れている。原爆が落ちたのだった。
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2−7−5
復興 |
崩れ落ちた梁は2本で十字の形を作っている。その後ろには縄梯子がかかった壁が現れる。
倒れていた人々は、力を振り絞るようにして立ち上がる。そして、以前より激しく踊る。
戦後の復興、日本の繁栄、そして新たな世紀に入っての事件について台詞での説明があった。
踊りはさらに激しくなり、黒服を脱ぎ捨て、黒のランニング姿になる。
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2−7−6
ラスト |
激しい音楽がぴたりと止み、踊りも止まる。舞台後方に幸せそうな香山とたまてが現れる。キャストは彼らを優しく包むように見つめている。香山らは舞台下手の水にゆっくりと釣り糸を垂れる。この舞台が始まった時と同じように。250年前のあの静かな日を思い出させるように。
他のキャストはナレーターを頂点に三角形の形に集まる。「日本はある時期外の世界を拒否したこともあるが、今は違う。Welcome
to JAPAN!」
「前へ、前へ、Next!」
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